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■2009/03/11(水) MTT&SFSのマーラー

何故かメディアに取り上げられにくいタイプの音楽家が確実に存在すると思う。
平たく言えば、NHK-BS等のライブ番組になかなか登場しない人々だ。

オーケストラで言えば、VPO(ウィーン・フィル)やBPO(ベルリン・フィル)、RCO(ロイヤル・コンセルトヘボウ)等は結構頻繁に取り上げられる。
まぁ、超メジャーなオケなので当然と言えば当然である。
又、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団やサイトウキネン・オーケストラ、ルツェルン祝祭管弦楽団やシカゴ交響楽団等もまぁまぁ取り上げられる方だろう。

一方、LSO(ロンドン交響楽団)やLPO(ロンドン・フィル)、SFS(サンフランシスコ交響楽団)やLAPO(ロサンゼルス・フィル)等はめったに取り上げられない。
これらのオケは十分にメジャーなものだと思うのだが、何故かオンエアは少ないのである。
特にSFSとLAPOのここ最近の充実ぶりは凄いと事ある度に耳にする。
前者はかの”MTT”(マイケル・ティルソン・トーマス)、後者はエサ・ペッカ・サロネンが率いている。
MTTは嘗てLSOで名を馳せ、サロネンはスウェーデン放送交響楽団で人気が出たと記憶している。
両者ともご存知の方も多いかと思う。
まぁ、世の習いとして”いいものは必ずしも皆から支持されない”ものだと言うことなのだろうか。

最近、MTT&LFSOのマーラーを聴きたくなって来ている。
このコンビは一説によるとVPOやBPOどころではない素晴らしさがあると言う。
又、マーラーの解釈においては洗練の極みだと言う噂も。
そして、何より有難いことにこのコンビはSACDが多いと言うことなのだ。
勿論、マーラー・チクルスも全てSACDで発売されている。
どのような音楽が聴けるのだろうか?
音質的にも大いに興味をそそられる。

ただ、なかなか前面に出て来ないし、国内盤も発売されていないのは何か原因があるのだろうか?
ジンマン&トーンハレのマーラーは遂に国内盤が出た。
ゲルギエフ&LSOも同様。
MTT&SFSもその様になるだろうか・・・気になる。

まずは4番、5番、6番あたりを1枚買ってみようかと考えているところである。
■2009/03/11(水) MTT&SFSのマーラー_e0002472_16394071.jpg

画像はグラミー賞を受賞した1番
う~ん、何か凄みを感じるねぇ。
尚、彼らの期待出来る5番はこちら

★因みに現在入手可能なマーラーのSACDはこちら
by danna307 | 2009-03-11 23:03 | Comments(0)