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■2009/01/10(土) 「恋の予感」と「月に濡れた二人」

私はクラシックやジャズのみならず、邦楽も聴く。
特に大学時代前後に耳にしたものが印象が深い。

井上陽水の傑作アルバム「9.5カラット」は本当に良く聴いた。
その中の「恋の予感」と「いっそセレナーデ」は今でも大のお気に入りである。
それは言わば”大人の為の音楽”だと思う。
曲自体はシンプルな構成なのに、素晴らしいアレンジと情感豊かな歌唱。
それを支える雰囲気たっぷりの録音。
このアルバムはオーディオ的にも十分聴き応えのある作品だと思う。

一方、安全地帯の1曲「月に濡れた二人」を聴くと今でもゾクゾクする(笑)。
この曲はアレンジが異なるものが幾つか存在するのだが、個人的には間奏に官能的なエレキギターをフィーチャーした方がより好みである。
安全地帯の作品は松井五郎をはじめとして大変センスの良いライターに恵まれているが、この曲は彼らの持ち味が最大限に発揮された、まさに白眉だと感じる。
ボサノバ調のリズムにのって、奥深い歌詞がハスキーボイスによって歌われる。
う~ん、ディープな、なかなかいい世界だ。
ある意味、パット・メセニーのグラミー賞受賞アルバム「オフランプ」に通じるアンニュイな世界がそこにはあると思う。

音楽は実に様々なタイプがある。
貴方はどのようなものがお好きだろうか。
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by danna307 | 2009-01-10 11:18 | Comments(0)