■2007/11/11(日) 愛聴盤紹介(12):The Look Of Love/Diana krall

蛇足で恐縮だが、今日はこの秋初めての”木枯らし”が吹いた。
日中の暑さは相変わらずか、と思っていた矢先だった。
思えば11月も既に中旬。
冬の到来はもうすぐなのだろうか。

さて、今回はダイアナ・クラールの大ヒットアルバムのご紹介である。
私は恥ずかしながら本作で初めて彼女の存在を知った。
(もともとは彼女はカナダ出身でその時点で数枚のアルバムを出していた。尚、近年はイギリスポピュラー界の才人、エルヴィス・コステロと結婚したのは有名な話。)
それはFMから流れて来たタイトルチューン「The Look Of Love」だった。
ボサノバ調でハスキーなけだるい声は一瞬にして私を捉えた。
勿論、即刻このアルバム名を頭に刻み込んだのは言うまでもない。

本作の発売は2001年9月。
私が買い求めたのもほぼ同時期だったはず。
それ以来、一番聴く頻度が高いアルバムである。
それは演奏の素晴らしさと録音の良さが両立しているからに他ならない。
個人的には近年稀にみる充実度の高い作品だと思う。
プロデューサーは御大トミー・リピューマ。
(彼はナタリー・コールの「Unforgetable」等のプロデュースでも有名。)
アレンジはかのクラウス・オガーマン。
ストリングスはLSO(ロンドン・シンフォニー・オーケストラ)。
ずらりと並んだスタンダードナンバーだが、素晴らしいアレンジで美しく新鮮に聴かせる。
全くもって飽きることがないから大したものだ。
勿論、ダイアナ自身の素晴らしさがあるからこそ本作の充実度の高さがある訳だが、参加ミュージシャンの面々も言うことなし。

ダイアナ・クラールと言えば、どうしてもその容姿が話題になることも多い。
しかしながら、それはあくまでも彼女の特徴の一面に過ぎないのだ。
歌が巧くて実力もある女性であれば、美人であれば人気が出るのも当たり前だが、それだけでは済まないのが彼女の彼女たる所以なのだろうと思う。
歌の巧さはピカイチ、ピアノのタッチも絶妙・・・本当にジャズをする為に生まれて来たような才人なのである。
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■曲目
1. ス・ワンダフル
2. ラヴ・レター
3. アイ・リメンバー・ユー
4. クライ・ミー・ア・リヴァー
5. ベサメ・ムーチョ
6. ザ・ナイト・ウィ・コールド・イット・ア・デイ
7. ダンシング・イン・ザ・ダーク
8. アイ・ゲット・アロング・ウィズアウト・ユー・ヴェリー・ウェル
9. ザ・ルック・オブ・ラヴ
10. メイビー・ユール・ビー・ゼア
11. アイ・シュッド・ケア

まずは聴いて頂きたい。
そして、ディープな彼女の世界に身を委ねて欲しい。

たまには深夜にお酒でも飲みながらリラックスしてどっぷりとジャズの世界に引き込まれるのもなかなかいいものだろう。
ただでさえ慌しい毎日を送っている私たち現代人にとって、そのような瞬間はとても大切なものだと思う。
そんなときに是非、手元に置いておきたい一枚だ。
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by danna307 | 2007-11-11 09:25