2007年 03月 21日
■2007/3/21(水) ATC「SCM20sl」
何も分からないうちは、何故このモデルが70万円(ペア・消費税抜き)もするのか納得出来ませんでした。
けれども、その中身は殆ど上級機種と変わりがないことを知りました。
強靭なエンクロージャーと高品位な磁気回路。
勿論、使用しているユニットも違う筈。
おまけに密閉型。
ああ、これなら”非常に高い完成度”に達していることでしょう。
又、”コンパクトながら定評あるヴォーカルなど、ATCサウンドを凝縮”しているのも十分予想出来ます。
但し、このSPをハンドリングするのは至難の業と言われています。
何と言っても能率が83dB!
これはATCのラインナップの中で最も低いもの。
一般的に、SPの能率が3dB違えば駆動するアンプの出力は2倍必要、と言われています。
まぁ、ここ辺りの事情もあって昨年は同じ大きさの「SCM19」を発売したのでしょう。
(ちなみにその能率は「SCM12sl」と同じ85dB。尚、厳密に言えば19(12slも)と20はラインナップが異なる。)
昨日ご紹介した様なフロアー型を所有するのはオーディオ好きの一人として確かに憧れます。
けれども、このようなコンパクトな高性能機を使用するのもとても良いと思います。
但し、その場合はスタンドに結構な投資をしなければなりますまい。
まぁ、その辺りのお話は次回に!