■2005/7/25(月) 愛聴盤紹介(1):ミーツ・ザ・リズム・セクション/アート・ペッパー

今回より私の愛聴盤を不定期にご紹介させて頂こうと思う。
ジャンルは様々である。
しかし、私なりに一貫性があると思っている。
それは「演奏」と「録音」が両立していること。
つまり、演奏が素晴らしい上に音も良い、と言うことだ。
その2つのベクトルを軸に、毎回「これは!」と言うCDを取り上げてみようと思う。

私はジャズが好きだ。
特に聴き始めた頃のアルバムの印象は良く覚えている。
中でも、このアルバムは特に鮮烈な印象を私に残した。
アート・ペッパーの傑作アルバム「Meets The Rhytm Section」である。
ご存知の方も多いと思う。
私が「ジャズの数あるアルバムの中で、ベストワンを挙げれば?」と聞かれたら、迷わずこれを推すであろう。

アルトサックスを吹きまくるペッペーは勿論素晴らしい。
しかし、そのバックを務める面々も負けずとも劣らない。
レッド・ガーランドのピアノ。
ポール・チェンバースのベース。
フィリー・ジョー・ジョーンズのドラムス。
要するに、当時のマイルスの鉄壁のリズム・セクション(オール・アメリカン・リズム・セクション)な訳だ。

このリズム・セクションがどういう経緯でペッパーと録音することになったかと言うことはここでの本題ではない。
けれども、運命のいたずらと言うべきか、必然と言うべきか、ジャズ史上に燦然と輝く名盤が残されたのであった。

上記の通り、私の場合演奏は勿論だが録音も重視するタイプである。
その点、1950年代後期とは思えないほどの優秀録音盤だと思う。
サックスのツヤ、ウッドベースのドライヴ感、空間を揺さぶるドラムの音・・・最高である!
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そもそも、最初にこのアルバムに触れたのは某国営放送局でオンエアされた「ゴールデン・ジャズ・フラシュ」のペッパーの追悼番組だった。
当時私は高校生。
故本田俊夫氏の素敵な語り口にのって、このアルバムの1曲目「You'd Be Nice To Come Home To」が紹介されたのであった。
この曲を耳にした私は言いようのない衝撃を受けたのであった。
今から20数年前の話だ。

そして歳月は流れた。
しかし、このアルバムの素晴らしさは私の中でも全く色褪せることがない。
このアルバムも某国営放送局の番組も私の中では本当にかけがえの無いものなのだ。
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by danna307 | 2005-07-25 22:40