2006年 03月 08日
■2006/3/8(水) ゲルギエフ&マリンスキー歌劇場管弦楽団演奏会
去る1月30日(月)のことだ。
場所は鹿児島市民文化ホール。
当日はあいにくの雨模様だったが、大勢の人が観に来ていた。
19時開演。
入場してきたオケのメンバーの面々は”いかにもロシア”と言う印象。
赤い顔の人が多い。
そしていよいよゲルギエフの登場。
テレビで見る以上に格好いい。
すらりとした(これまたいかにもロシア的な風貌・・・濃い顔)身体で燕尾服が良く似合う。
今回はいつもの”手振り”ではなく、普通のタクトを持っての登場だ。
今回はオールチャイコフスキープログラム。
1曲目は「くるみ割り人形組曲」。
2曲目は「交響曲第5番」
アンコールは「眠りの森の美女」からワルツ。
もう1曲のアンコールは「くるみ割り人形」から。
いやぁ、良かった!
やっぱりと言うべきか、生演奏は最高だ。
ゲルギエフの紡ぎだす音楽はとにかくしなやかで、かつダイナミック。
指揮する姿もまさに絵になるモノ(とにかく彼しか出来ない位個性的・笑)だった。
それ故か、今回は指揮台は用意されていなかった。
(恐らく彼がそのように希望したものと思われる。)
オケも流石に本場の香りが横溢した素晴らしい音を発していた。
う~ん、プログラムもロシアだし、”オール純正組み合わせ”だったしねぇ。
前半こそややけだるそうなゲルギエフだったが、聴衆の反応の良さに気を良くしてか徐々にノッて来て、アンコールを2曲もしてくれた。
ちなみに、交響曲第5番では彼は楽譜を持参せず、暗譜で軽々と指揮していた(笑)。
まぁ、地方の公演でややリラックスしていたのだろう。
そして私は大いに満足して帰路についたのであった。