■2012/12/07(金) 鹿屋オーケストラ第11回定期公演(2) 

前回、当地のオケの件を書いたところ、ご覧になった方からお尋ね頂いた。
良い機会なので、私なりの見解等を記しておきたいと思う。
尚、前もってお断りしておくが、この記事はあくまでも個人的考察に基づいて綴ったものであることをご承知願いたい。

実は、このオケに関して、その誕生前後のお話は多少聞き知っている。
それ以来、確実に年月は流れこのオケもある意味生まれ変わったと言える。
当初は、あくまでも「市民レベルでの楽団を」と言うものだった、と記憶している。
簡単に言えば、皆生粋のアマチュアだった訳だ。
それが7年くらい続いただろうか。
しかしながら、その間、私は演奏会に足を運ぶことは1回も無かった。

プログラムも交響曲のある楽章のみ、と言うケースが多かった。
それはそうだろう。
殆ど素人の集団が例えば50分ものシンフォニーを弾き切ることはどだい無理がある話だ。
けれども、時間の経過とともに楽団の骨格は着実に形成されて行ったであろうことは間違いない。
ただ、時間が必要だったのだ。

そして、3年程前からだろうか。
交響曲も全楽章を演奏するようになった、と聞いた。
これは凄いことだ。
長足10年程度で、ここまで進歩するとは!
楽団及び関係者の方々のご苦労は、並大抵のものではなかっただろう。
因みに、昨年の定期演奏会ではベートーヴェンの7番を演奏したらしい。
うかつにも知らなかった。
是非、聴いてみたかった。

そして、今年。
お伝えした通り「ブラ1」や「エグモント」、はたまた華麗なソリストを迎え「メンコン」までも!
これを快挙と言わず、何と言おう。
約2時間の演奏会があっという間に終了してしまったことを、私は正直に告白しなければならない。
それほど、演奏は素晴らしかった。
勿論、絶対的に足りない部分もあろうと思う。
けれども、そのような”理屈”を超えた演奏も成り立つのが音楽芸術の面白い所だと言えよう。
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このオケも会場に使用料を払っているのは間違いない。
そして、ゲネプロ時は勿論のこと、相当量の練習にもいくばくかのお金が使われているのも想像に難くない。
加えて、今回の定演のように、より多くの経費が使われることもあろう。
そこで、当然スポンサー探しが重要になる訳だ。

上記パンフレット(無料配布)をご覧頂ければお分かりと思うが、その表紙には地元メディアを中心に立派なスポンサーの名前が列記されている。
営業担当の方のご苦労が伺い知れるところだ。
又、パンフレット内にも協賛広告が掲載されている。
結論から言えば、このような多くの方々のご苦労によってこのコンサート及びオケの活動が支えられているのだ。
まぁ、全く”外野”の私としては、本当に頭の下がる思いである。

最後に、入場料について少しだけ触れてみたい。
このオケの定演その他は、今まですべて無料だったはずだ。
勿論、今回もそうだった。
けれども、私も(質問して下さった方と同じく)少しでいいので入場料を設定しても良いのではないか、と思うのだ。
相場としては300円程度だろうか。
何事も”無料”には限界があり、必要以上の無理があると感じる。
ここまでレベルが上がって来たのであれば、オケ自身の向上の為にも、そのような”縛り”を設けた方が良いように思われる。
勿論、現場では色々な問題が発生するかも知れぬ。
しかしながら、ある程度の有料化は避けて通れないものだろう。

と言う訳で、今回の「かのやオーケストラ」の定演を聴く機会を得て、様々なことを考えた私であった。
これからの同楽団のますますの発展を心から願うばかりである。
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by danna307 | 2012-12-07 21:53