■2010/12/14(火) 「MUSIC BIRD(PCM放送)」の終焉

オーディオ好きなら、その高音質で一度は関心を抱いたことがあるであろう「MUSIC BIRD」。
まぁ、アナログデジタル放送の最後の砦であり、「Bモード放送」による高音質プログラムをウリにしていた。
かく言う私も、一度はその高音質を体験してみたいと思い5年程前に1年間位契約していたのだ。
当時は契約すると、無料でチューナーとアンテナを貸与してくれると言う太っ腹ぶりであった。

その音は確かに良かった。
FM放送を遥かに凌駕するものであった。
チューナーのデザインの悪さを補って余りある感動を私に届けてくれた。

しかし・・・
このような”垂れ流し”的な放送は私には合わなかったのだろう。
徐々に聴く頻度が少なくなっていった。
けれども、「菅野沖彦のオーディオ・ファイル」だけは可能な限りMDに録音したものだった。
最近のブルーレイでもそうだが、録画(録音)のペースに視聴(試聴)するペースが追いつかないのだ。
勿論、その2つの行為を続ける為にはそれなりの労力とコストがかかるのは言うまでも無い。
従って、放送自体は大変好みなのだが、聴く時間がなかなか取れない・・・と言う悪循環に陥ってしまった訳だ。
結局、月々2千円ちょっとの出費とパッケージソフトの購入を天秤に掛け、後者を選択することとなった。
私自身、このように潔く解約出来たのは、約1年間思いっ切り良い音を満喫出来る環境にあったからだろうと思う。
そう言う意味では、このような世界を実際に体験することが出来たから幸せ者だったと言えよう。
そして、今も手許には当時のMDが数十本ある・・・。

とにかく、「MUSIC BIRD(PCM放送)」が来年7月には放送終了と言うことになった。
ファンだった一人として、大きな感慨を抱かざるを得ない。
それは、ある意味、バブルの最後の遺産だったのではなかろうか。

私個人としては「よくぞここまで頑張ってくれた」と、今は暖かい拍手を送りたいと思う。

MUSIC BIRD 終了のお知らせ

★筆者注:現在、MUSIC BIRDでオンエア中のプログラムはその大半を「SPACE DiVA」に移行させるらしい。
但し、そのフォーマットは圧縮音源である。
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by danna307 | 2010-12-15 17:07