■2009/05/03(日) 「ゴルフ6」試乗

昨日、宮崎に用事があったので、ものはついでと「フォルクスワーゲン宮崎」へ立ち寄った。
目的は一つ。
そう、新しくなった「ゴルフ(6)」に試乗する為だ。

幸運なことに、試乗車がちゃんと準備してあった。
おまけに3日からはお休みと言うことで、日程的に本当にラッキーだったと言える。

さて、試乗させて頂いたのは「コンフォートライン」。
簡単に言えば、低いグレードの方である。
(因みに、高い方が「ハイライン」で馬力やタイヤ、ホイール、パドルシフト、クルーズコントロール等の装備の有無による違いがある。)
エンジンは1400ccのシングルターボで出力は約120馬力、トルクは約20kgmである。
ボディは5ドア、右ハンドルの”いつものタイプ”だ。

今回は15分くらいの”チョイ乗り”であったが、ニューゴルフの特徴は良く理解出来たと思う。
結論から言おう。
はっきり言って、その完成度は凄まじいものがある。
現在のラインナップには「ハイライン」もあるが、絶対に「コンフォートライン」がおすすめ。
価格は270万円強と、確かに安くはない。
けれども、その価格を考慮しても”買い”だと断言しよう。
何しろ、ボディ剛性は勿論、静粛度のアップをはじめとする高級感の演出や各部のフィニッシュ、燃費や動力性能等、本当に非の打ち所が無いクルマに仕上がっているのだから恐れ入る。

例によって、個人的な独断と偏見に基づく良い点と悪い点を述べてみたい。

★良い点
(1)シンプルになったエクステリア。原点回帰っぽくて個人的には好き。ワッペングリルでないのも良い。
(2)驚異的なボディ剛性。巌の如くとはまさにこのことか。
(3)相変わらず大変座り心地の良いシート。
(4)うたい文句通りの素晴らしい静粛性。
(5)やや重めだが節度ある握り易いステアリング。とても電動とは思えない。ここあたりはお家芸の感じ。
(6)柔らかい中にも剛性感溢れる乗り心地。特にリヤサスが素晴らしい。
(7)1400ccながら適度な運動性能と低燃費を両立させた傑作エンジン。
(8)メッキを適度に使用したシンプルかつ高品質のインテリア。
(9)スムーズさと効率の良さではもはや文句なしの7DSG。
(10)後席の居住性の良さ。大幅な改善に驚く。これはCセグメント中随一ではないか。
(11)リヤ2本出しのマフラー。これはなかなかイイ。
(12)ダンパー支持のボンネット。プジョーも306まではそうだったのだが・・・。

★悪い点
(1)あまりにもまとまり過ぎた外観。
(2)初代や2の面影は遥かに遠くなった過剰に重厚な乗り心地。
(3)クルマとしては大変な高品質だが、クルマ本来の楽しみが激減した印象。
(4)ディーラー間の技術的格差に対する僅かばかりの不安。

ざっと述べさせて頂くと、上記のようになる。
今回、試乗させて頂いた上での一番の良かった点は実は後席の居住性の大幅な改善であった。
正直、307(308でもそうだが)やゴルフ5、アルファ147、BMW1シリーズ等々、リアは大人が乗るにはちょっとキツイ空間であった。
その点、今回のゴルフはかなり良いと思う。
身長178センチの私が腰掛けても、肩の付近までシートがあったし、ヘッドレストの位置も実に良かった。
勿論、シートの形状や材質は言うまでもない。
広さも特筆もので、足を組むのも楽々で、エアコンの噴出し口まで備わっている。
本当に凄い完成度であった。
又、307との決定的な違いはアクセルをはじめとするボディ感覚の重さである。
ゴルフはドイツ車のまさに本流であり、そこには307の如き”軽さ”は存在しないのである。
従って、足回りの重厚感は本当に安心感がある。
しかし、一方でそれは運転する者との一体感をあくまでも冷静に拒絶するかの様にも感じられた。

繰り返すが、「ゴルフ6」の完成度はすこぶる高い。
このようなクルマが諸経費込みで300万円なのだから恐れ入る。
確かに少し割高な気はしないでもないが、一度乗ってみればコストが掛かった様に深く納得する筈だ。
しかしながら、プジョーに長く乗って来た人間から見れば、あまりに良く出来た機械である様に感じる。
即ち、所謂”人馬一体”の感覚が乏しいのである。
まぁ、これはフランス車好きの無いものねだりなのだろうか(笑)。
クルマの出来としては「太鼓判」だが、自ら運転しようとは思わない。
私の場合、万一買うとしたら多分、奥さん専用車としてだと思う。
そうは言っても、安心感やいいもの感を求める人間には大いに訴求するのは間違いない。

まだ試乗してない方は、是非、一度お乗りになってみては如何だろうか?
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by danna307 | 2009-05-03 22:36 | クルマ