今回はプジョー的生活archivesの2回目。
2002年03月20日の記事「One Day Experience報告」をご紹介しよう。 ■”One Day Experience”って何? 本年1月から3月にかけてプジョー・ジャポンが行っている一日体験試乗イベントのことです。 これはブルーライオンが開店する時間から閉店する時間まで好きなように307を運転しても良い(!)と言うもので、大変画期的なものです。 ただ、「このイベントに参加したら、クルマを無理やり買わされるのでは?」と言う日本人的な心配は確かにあります(笑)。 しかし、そこを明るく考えて思い切り参加するのも一つの方法でしょう。 このイベントに参加するにはプジョージャポンのサイトで申込用紙をダウンロードしてディーラーさんに持って行く必要があります。 勿論、直接お店に行ってもOKですが、希望車種の手配があるので、なるべく事前に連絡しておいた方が良いでしょう。 蛇足ですが、このようなイベントは昔もありました。 ただ、今回のように”希望者全員にもれなく”と言うものではなく”全国で100名様”と言うような抽選方式だったのです。 そのような意味からも最近のプジョーの日本への浸透ぶりが伺われると思います。 ■MTは乗れない? 私は鹿児島県に住んでおりますが、大分東の方なので、”ブルーライオン宮崎”さんにお願いすることにしました。 3月の上旬、早速電話してみました。 私が試乗したかったのは「XS5ドア/MT」だったのですが、担当のK氏がおっしゃるには「ATは全然OKなのですが、MTはちょっと難しいかも・・・」との弁。 あ~、やっぱり難しいのねぇ、と半ば諦めていたのですが、「何とか調べて手配出来るように頑張ってみます!」とのお言葉。 お~、これは熱心! K氏のお言葉に甘えてしばらく待つことにしました。 翌々日、K氏から電話がありました。 「プジョージャポンにお願いして1台こちらにまわしてもらうようにお願いしました。」 ありゃ、それは有りがたい。 でも、悪いなぁ・・・。 ■そしてご対面 約1週間後、K氏から電話がありました。 「おクルマが届きましたのでどうぞ!」 私は一も二も無く、ブルーライオン宮崎にすっ飛んで行ったのは 言うまでもありません(笑)。 ![]() ![]() ![]() 用意されたのは横浜ナンバーのエーゲブルーの307でした。 一目見て「これは綺麗!」と感嘆せずにはいられませんでした。 「しかしなぁ、俺の場合は毎日仕事で使うし、お客さんの手前、あまり派手な色も・・・」とふと考えました。 まぁ、そのような余計なことはさておき、早速乗り込みました。 外観のフィニッシュの良さは昔とは比較になりません(個人的には306以降でしょう、クオリティが飛躍的に上がったのは)。 それでも、プジョー特有の”ペタッ”と言うドアの開閉音はどこかしら懐かしさを覚えます。 ■きらめきの標準装備 室内は大変シンプルで好感が持てるものです。 ただし、VWをはじめとするドイツ勢にはもう一つ、と言うのが正直なところでしょうか。 そうは言っても、装備は大変充実しており・・・ (1)デュアルエアバッグ (2)サイドエアバッグ (3)カーテンエアバッグ (4)ABS (5)前後ディスクブレーキ 等の安全装置は言うに及ばず、 (6)イモビライザー(盗難防止装置) (7)チルト/テレスコピック・ステアリング (8)集中ドアロック (9)一体型キーレスエントリー (10)電動格納式熱線入りドアミラー 更には・・・ (11)革巻ステアリングホイール&シフトノブ (12)オートエアコン とまぁ、数え切れないくらいの装備が満載です。 ![]() ■さて、MTは・・・ 早速エンジンをかけてみました。 最初に左右のドアミラーが”ウィ~ン”と言う音をたてて開きます。 おおぉ~・・・プジョーも立派になったもんだ! 噂通り、エンジン音は非常に静かです。 室内には殆ど聞こえて来ません。 (勿論、クラウン等と比較すれば絶対的には聞こえて来ます。) 気になっていたフリクションですが、個人的には全く気になりませんでした。(今のVITAはまだまだ凄い!・笑) ![]() そして多少の緊張感を保ちつつ、走り出しました。 1速、2速、3速・・・ギアアップして行きます。 試乗車は2500キロ程度走行のものでしたが、実にシフトチェンジもスムーズでした。 巷で言われているような”2速のひっかかり”は全くありません。 これは素晴らしい! この瞬間に私の脳裏には”購入決定!”の4文字がひらめいたのでした(大笑)。 ■ロードインプレッションなんぞを すっかりノッてしまった私は、夕刻まで約300キロ(!)を走破しました。 評論家先生方の向こうをはって、私なりに出した感想は次の通り。 (1)これは306とは別物である。プジョーは旧306的なものは206にて担当させようとしているらしい。 (2)ボディが大きくなった割には取り回しが良い。確かにフロントは視認が困難な面があるが、許せる範囲か。 (3)205から始まる”ダイレクト感”は大分薄まってしまった。確かに運転する楽しみはまだまだ残してはいる。しかし、高級感や信頼性を得た代わりに原始的な一体感は影を潜めた。 (4)MTは良く出来ている。405MI16のようなバナナボート的走りは出来ないが、洗練されたマナーの良い走りである。スルスルと加速するとでも言うべきか。 (5)エンジン音は本当に静か。回り方も悪くない。燃費も良いだろう。 (6)ドイツ車的な重厚な乗り心地ではない。所謂”地面に吸い付くような”走りではない。その点、フランス車的な走りがまだまだ健在。 ![]() ■まだまだ続く・・・ (7)シートは相変わらず良く出来ている。しかし、ちょっと固過ぎるような気もした。個人的にはもう少し柔らかくてもいいかも。シート自体は大柄でホールド性に優れ、文句の付けようがない。シート柄もシックで好感の持てるものだ。 (8)今回からリアサスペンションが変更されたが、その影響からか若干バタバタ感が残る。これはゴルフと比較しても明らかだろう。私の記憶ではその昔試乗した「405SRI」の感触が忘れられない。まぁ、これは大き目の段差を通過するときに感じるもので決して不愉快さが続く、と言う訳ではない。しかし、メディアで言うところの”猫足”自体が変わって来ていると言った方が良いのかも知れない。 もっとも、エンジンやサスペンションについては個体差が存在するのかも知れないし、100%断言は出来ないだろう。 (9)ボディ剛性は素晴らしい。以前のガタピシ感とは雲泥の差だ。 ただし、経年変化がどれくらいのものなのか、これは未知数。 (10)205/55のタイヤは思ったほどバタ臭くなかった。走行音も大変静かでリラックスして運転出来る。これはゴルフに対する大きなアドバンテージだと思われる。 (11)運転席側ワイパーの拭き残しがいろいろ言われているが個人的には全く問題なし(VITAよりは少ない)。 (12)乗り降りの際が少し大変。サイドシルが厚い為、ヨッコラショと乗り降りする必要がある。長年乗っているとゴムパッドが擦り切れてしまうだろう。 ![]() ■試乗を終えて 一日にわたる試乗を終えて出た結論は「買うしかない!」と言うものでした(大笑)。 品質の向上は本当に著しいと感じられましたし、走りに関してもフランス車的なギリギリな線でとどまってくれていると思いました。 ちょっとアクの強さが感じられたフォルムも実物を見た瞬間、思わず納得させられてしまいます。 私は腰痛持ちなので、第一条件としてはシートの出来が良いことが挙げられるのですが、その点はらくらくクリヤーでしょう。 心配していたMTも全くの杞憂に終わりました。 このレポートをお読みになった皆さん、きっと「プジョー車はいいなぁ。買おうかなぁ」とお思いになった筈です。 しかし、次の点をしっかり頭に入れておいて頂きたいと思うのです。 (1)ゴルフに比べるとリセールバリューが低い。 (2)マイナートラブルに対して寛容であることが必要。 (3)値引きはあまり期待出来ないかも。 (4)純正のオーディオはイマイチ。 (5)販売拠点がまだまだ少ない。 とまぁ、このような所でしょうか。 しかし、新しいプジョーはなかなか官能的なクルマです。 ですから、個人的には皆さんに絶対におすすめしたいクルマ、それが307だと思います。 最後に、このような素晴らしいイベントを企画してくれたプジョージャポンと、てきぱきとご手配頂いたブルーライオン宮崎のK氏に心からお礼を申し上げる次第です。 注:記事中の表現はあくまでも個人的なものであり、悪意等は一切ありません。万一、不適切な表現がありましたらご容赦願います。 Tags:#プジョー的生活archives
★「プジョー的生活archives」の第1弾として2002年3月18日掲載分「行った、見た、良かった307!」をご紹介したいと思う。
初めて307を見たときの感激・・・今でも良く覚えてはいるが、今後もその気持ちを忘れない為に本稿を取り上げた次第である。 今となっては内容的に至らぬ部分が多いかとは思うが、そこは平にご容赦願いたい(笑)。 それでは行ってみよう! <<行った、見た、良かった「307」!>> ■第一印象 2001年11月某日、私は妻を連れてブルーライオン鹿児島を訪れました。目的は勿論、「307」を実際見てみることでした。 雑誌やWEB上でそれなりの情報は仕入れていましたが、「306」と比較してそのスタイリングのアクの強さには「?」と言う気持ちも正直持っていたのです。 私個人としてはプジョーの最大の美点として”保守中道”だとずっと思い続けて来たものですから、「206」から始まったプジョーの新しい波はどのようなものか、と言うこともこの目で確認したかった訳です。 クルマではるばる2時間弱、私たちはようやくディーラーさんに到着しました。 早速、中へ入ると、”プラチナグレー”の「307XS5ドア/AT」が展示してありました。 第一印象は・・・「う~ん、やっぱり実物はイイ!」。 ![]() ■やっぱりちょっと大きいねぇ 私は実物を初めて目にした喜びですっかり舞い上がってしまいました。 実はこのときはまだ「307」は買わない(買えない)予定でしたので、舞い上がりながらも努めて冷静に観察したのです。 今思えば恥ずかしい限りですが、私たち以外にお客さんがいないことを幸いにしてデジカメでバシバシ撮影したのでありました。 展示車は今回のイメージカラーであろう”プラチナグレー”で、映り込みが大変綺麗で見たものを”その気”にさせること請け合いです(笑)。 私だけのみならず、妻までも「コレ、いいぃ~♪」とのたまう始末。 ただ、ボディはさすがに大型化しており、「306」のような軽快感には欠けるかなぁ、とは思いました。 しかし、エクステリアに対して私が抱いていたそれまでの疑問はいとも簡単に吹っ飛んだのでありました。 特に伝統的に感じられるリアビューの美しさは絶品です。 (205、405、306、106、206全てですけれども・笑) ![]() ■つくりがいい! 日本人はドイツ車好きだと良く言われます。 それはドイツならではの高品質、高性能から来るものでしょう。 その点、ラテンのクルマ(フランス車、イタリア車)はとんでもないと一昔前までは公然と言われておりました。 しかし、ここ数年は品質の向上が著しいのは間違いありません。 まぁ、それを”ドイツ的”になったと言う見方もありますが・・・。 ボディ表面の”フラッシュサーフェス化”は目を見張るものがあります。 思うに、工業製品として高品質にする為にはある一定の共通するベクトルを志向せざるを得ないでしょう。 ですから、フランス車的と言う美点に隠れて、品質や信頼性がスポイルされるのであれば、それは全くもって本末転倒だと考えます。 今回の「307」もそう言う観点からみれば確かにドイツ的になったかも知れませんが、一目みればそれはフランス車としての正常進化であると誰でも納得することでしょう。 ![]() ■室内のクオリティがようやく上がって来た ドアを開けて中に乗り込んでみました。 すると、そこには新しいフランス車の世界が広がっていました。 私は以前のプジョー車の内装を知っています。 「あ~、時代が流れたんだ・・・」と万感の念を感じずにはいられません。 ハッキリ言って、この内装は素晴らしいです。 (それでも雑誌等で言われる通り、ドイツ車には負けていますが。) シートに座ると、いかにもフランス車らしい、大きめのコシのあるホールド性に優れたモノであることがすぐ分かりました。 強いて言えば「ゴルフ」の硬さを半分くらいにした感じ・・・・かなぁ。 室内を見渡せば、ドイツ車的な固苦しさはなく、あくまでもシックな、そしてちょっぴりチープな雰囲気が漂っています。 でも、私はこれで本当に十分だと思いました。 これだけ立派に、しっかりして、これ以上何を望もうと言うのか! 一昔前の”プラスチッキー”な感じは見事に払拭されておりました。 ただ、メーターやセンターコンソールやエアコン吹き出し口に使われているシルバーは個人的にはもう少し、でしょうか(笑)。 ![]() ■整備が大変そう・・・ 私は厚かましくも、ボンネットを開けてもらいました。 エンジンルームの状況も是非見たかったからです。 雑誌では”整備しにくそうなエンジンルーム”とありましたので、その程度を知りたかった訳です。 まぁ、驚くほどではありませんが、以前のプジョーと比較すればちょと密度間が高まった気はしました。 ただ、最近のトヨタ車等もこのような感じを受けるので、実際そのようなケースにならないと何とも言えません。 ドイツ車ではエンジンルームまでデザインされた整然とした印象がありますが、その点、フランス車は今ひとつかも知れませんね(笑)。 このエンジンは基本的に「406(3リットルでは無い方)」や「206S16」に搭載されているものと同じです。 1997ccの排気量から137psのパワーと19.4kgmのトルクを生み出します。 個人的にはもう少しデザイン的に”華が欲しい”ところですね(笑) 。 ![]() ■話題のティプトロ 再び運転席に座り、ATやエアコンをチェックしました。 「307」では新たに開発したティプトロニックタイプの4速ATを搭載しています。 プジョーとしてはZF社と共同開発したこのAT、相当の自信があったはずなのですが、我が国ではその学習機能がイマイチだと言われています。 この日は生憎、試乗出来なかったので、私には分かりません。 ただ、ゲートが分かり易く切ってあるので、シフトチェンジは楽そうでした。 まぁ、ゲート表示がヨーロッパ仕様のままと言うのはご愛嬌でしょうか(笑)。 ATのすぐ上にはオートエアコンがあります。 プジョーのオートエアコンと言えば、私は「405」で散々泣かされましたが、現在のそれは見違えるほどの信頼性の高さらしいです。 私の場合、夏場での「VITA」のエアコンの効きの悪さが結構辛いので、「307」だったら助かるなぁ、と感じました。 ![]() ■ゴルフバッグが入るかな? リアゲートも開けさせてもらいました。 「VITA」ではゴルフバッグは入りません。 「307」では何とか入りそうです。 最近のクルマはリアトランクが狭くなって来ているように感じられますが、このクルマはゴルフほどではないようです。 ただ、後部座席は可倒式ですが、完全なフラットにはならないとのこと。 私の場合はそこまで求めませんが・・・。 内張りもきちんとしてあり、品質の向上をここでも痛感した次第です。 余談ですが、昔のプジョー車のスペアタイヤ(勿論フルサイズ)はリアのボディ下部に吊り下げてあったのです。 これが最近は普通にトランク内に収納されているのですね。 作りとしては非常にシンプルなリアゲートなのですが、ノブが若干固いような印象を持ちました。 尚、リアトレイにはスピーカーはありません。 ![]() ■高そうなタイヤ 「307」が履くタイヤはグレードが高いです! 品のいいアロイホイールは素晴らしいのですが、標準でも”XSi”は205/50の17インチ(!)、それ以外は205/55の16インチなのです。 勿論、ルックスや運動性能その他を総合してここまで良いタイヤを履く理由は分からないでもありませんが、せめて185/60くらいにして頂きたかったところです(苦笑)。 「VITA」では165/70の13インチでしたので、大切に乗らなければいけませんねぇ・・・。 このクルマでは「DUNLOP」が付いておりました。 個人的にはPIRELLIの減りのはやさにはちょっと、と思っておりますのでこれだったらいいなぁと思いました。 でも、今相場では1本いくらするのでしょうかねぇ。 アロイホイールの向こう側にはディスクブレーキが見えます。 フロントのみがベンチレーテッドです。 勿論、ABSも付いているそうです。 ![]() ■プジョーらしい・・・ 最後にショールームの床にへばりついてマフラーを撮影してみました(大笑)。 「306」ではカッコ良く決まっていたマフラーですが、今回はまた405的になっています。 これはこれでいいのですが、リアバンパーからのぞく様にした方がウケはいいでしょう。 それでも普通に見る限りにおいては、リアバンパーはすっきりしておりどこにマフラーがあるのか分からないくらいです。 これもプジョー車の美点なのでしょうか。 ![]() そう言う訳で、私たち夫婦は十二分に気分を高揚させてショールームを後にしたのでした。 お店にいた時間は30分弱だったでしょうか。 その間、営業の方の丁寧な説明があり、いろいろ勉強になりました。 最後に私の撮影を快く許して下さったブルーライオンの方々に心よりお礼申し上げます。 いやぁ、本当にいいクルマだった・・・。 Tags:#プジョー的生活archives
当ブログの開設は2005年6月だ。
はやいもので約4年の月日が流れたことになる。 ここまで続けて来られたのも、ひとえにいつもご覧下さっている皆さんのお陰である。 心より感謝したいと思う。 さて、当ブログはもともと本家HP「プジョー的生活」の1コーナーとして始まった。 毎日のアクセスを辿ってみても、そこからのものが圧倒的に多い。 しかしながら、最近(あくまで個人的な考えだが)「本家」のコンテンツも出来るものならこちらへ移したいと考えるようになった。 勿論、記事としては旬を過ぎたものかも知れない。 けれども”温故知新”ではないが、当時私なりに一生懸命に綴った文章である。 万一のトラブル等で消失するのは防ぎたいし、当ブログで再度見て頂くこともなかなか意義のあることなのではないだろうか。 決して”ネタ切れ”ではないので悪しからず(笑)。 そう言う訳で、近々新たなカテゴリとして「プジョー的生活archives(アーカイヴズ)」をスタートさせようと思っている。 ひょっとしたら、新たな発見や感動(!)があるかも知れない。 乞う、ご期待!! Tags:#プジョー的生活archives
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