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■2008/03/01(土) 約20年ぶりの鹿児島オーディオ訪問

今日も本当に春らしい一日だった。
そんな中、鹿児島市内に仕事で赴く機会があった。
そこで、かねてからの懸案であった「鹿児島オーディオ」にお邪魔することにした。
(前回、とある日曜日にお店の前まで行ったのだが、あいにく定休日だったのだ。)
今回は土曜日。
お店に行くと、今日は開いていた!
早速店内へ入る。
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一言で言えば”パラダイス”だ(笑)。
高級機がずらりと並んだ様子はまさに壮観。
決して広くはない店内にこれだけの機器が置かれている様は、オーディオ好きなら垂涎モノであろう。
蛇足だが、私がこのお店に足を運んだのは今から約20年以上も昔のこと。
ソニーのカセットデッキ「TCK-777ESⅡ」やパイオニアの「LD-S1」を買い求めた。
キース・ジャレットのLDも確かこのお店で買ったことを覚えている。
あれからかなりの時間が経過した。
その間、このお店のことも正直、記憶からいつの間にか殆ど無くなっていた。
それが最近のオーディオサークルの関係で(メンバーのH氏がこのお店の常連であることを知り)このお店がまだまだ健在であることを知ったのだった。

当時は場所も(今より)ちょっと離れた所にあり、置いてある商品もこれほどの高級品では無かったように思える。
社長のU氏のお話によれば、旧店舗で5年程営業し、その後自宅新築に伴い今の場所に移転したとのこと。
又、時代の推移に伴い商品構成も大幅に変化し、現在のような高級コンポ群に変容したことも仰っていた。
社長のお歳を伺ってびっくりした。
まだまだお若い(私とそう変らないではないか)!
お人柄も大変気さくな方で、リピーターが多いのも頷ける。
けれども、内に秘めた熱意は相当なものがあるようで、このお店を鹿児島随一のオーディオの聖地にされたエネルギーたるや並大抵ではない。
更に、お店を持ったときは若干25歳だったとか、素晴らしいものだ。

店内にはJBLの「エベレスト」や「4344」、タンノイの「エジンバラ」、パイオニアの「S-3EX」等のSPやマッキントッシュやユニゾンリサーチのセパレートアンプ、エクスクルーシヴのアナログプレーヤー「P-3」や各社のオープンリールデッキ等々、オーディオ好きな人間なら一目で気に入る商品が陳列してあった。
特に個人的には、タンノイの「エジンバラ」が良かったように思える。
このSPは30cmのいわゆる”デュアルコンセントリック(同軸型)”SPなのだが、このユニットは同社の中では比較的鳴らし易いものらしく割合オールラウンダーな製品に感じられた。
そして社長の嗜好に沿って、パイオニアのスーパーツィーターが取り付けられ、とてもいい感じで鳴っていたのが印象的だった。
タンノイの鳴らし方は難しい、と良く言われるが、このように高域を追加補充することによって全体の質感を上げる方法も一つの回答だと言えよう。
「社長、エジンバラ下さい!」と思わず言ってしまいたい衝動を必死にこらえながら、お店を後にした私であった(笑)。

鹿児島市内に用事があるときは時々お邪魔したいと思う。
(U社長、有難うございました!今後とも宜しくお願い申し上げます。)
by danna307 | 2008-03-01 22:01 | Comments(0)