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■2007/01/08(月) 「MOVE(ムーヴ)」試乗 

この3連休は皆さん如何過ごされましたでしょうか?
ウチは家族で試乗に行って来ました。
と言うのも、妻のクルマが昨年で購入後丸10年を迎えた関係で一応次のクルマの候補を少しずつ決めておきたいとの意向があったからです。
実は3年ほど前もそうした時期がありましていろいろディーラーさん巡りをしたのですが、今ひとつピンと来るものがなかったらしいです。

今回は多少衝動的な行動ではありましたが(苦笑)、「MOVE(ダイハツ)」と「NOTE(日産)」を見に行って参りました。

我が家からクルマで約20分のところにダイハツのディーラーがあります。
そこでMOVEを見ることに。
展示してあったのは「L」とカスタムの「X Limited」。
本当は通常の「X Limited」あたりに試乗したかったのですが、可能なクルマは後者しかなかったので、止むを得ずそれに乗ってみることにしました。

ここで通常のシリーズとカスタムシリーズの違いを少しだけ触れておきましょう。
★外観:カスタムの方がフロントマスクがアグレッシブ。
★シート:カスタムの方がざっくりしていい感じ。
★メーター:タコメーターを標準装備し、自発光式メーターや燃費計も装備。
とまぁ、カスタムの方が上級グレードとして設定されています。
当然、価格も標準のものより高めではあります。
ただ、外観がやや”若者向け”に振ってある感じですので少々抵抗のある方もいらっしゃるかも知れません。
営業マン曰く、最近の6~7割がカスタムだそうですが・・・。
■2007/01/08(月) 「MOVE(ムーヴ)」試乗 _e0002472_22123171.jpg

最近の軽自動車の好調ぶりは皆さんも良くご存知のことでしょう。
確かに売れている。
でも、何故売れているのか?
その根本的な原因に関して貴方は真面目に考えたことはありますか?
私も輸入車好きな人間だけに、そう生真面目に考えたことは正直言ってありませんでした。
しかし、妻は旧型MOVEに乗っていますので今回勉強のつもりで試乗してみた訳。

さて、結果は?

試乗したのはカスタムシリーズの全5グレード中、真ん中の「X Limited(2WD)」。
車両価格が136万5千円(消費税込み)のクルマです。
いやぁ、正直言って驚きました。
この10年間の進歩は凄まじいものがありますね!
まず、今回のモデルチェンジに伴い新設計されたエンジンがまず素晴らしい。
低燃費と走行性能そして耐久性を具備しているらしいのです。
それは試乗してすぐに体感出来ました。
まず、結構静かなことに驚かされます。
次に結構トルクフル。
更に燃費計で非常に良好な数値(このときは17km/L)を叩き出していることに驚愕。
先代MOVEはちょっともたつく所があったと記憶しています。
又、ダイハツ伝統のタイベルの異音(キュルキュルという悲鳴・笑)の存在がありました。
今回のモデルチェンジではそのようなネガを徹底的に潰すことが目標とされたようです。
そしてそれは見事に達成されたと言えましょう。
(今回の新エンジンでは従来のタイベルは廃止され、何とチェーン駆動だそうな!)
とにもかくにも、アクセルの動きにストレートに反応するクルマに見事に変身しておりました。
いつの間にかスムーズにシュルシュルと加速して行くのです。
且つ静粛さも素晴らしい。
俗に言うNVHも小型車顔負けかも知れません(笑)。
又、ボディ剛性もかなりのものがあるように感じられました。
加えてインテリアの質感の良さとエクステリアのフィニッシュの素晴らしさ。
勿論、意外なほどのシートの良さと前後席の居住性の良さも特筆されます。
(何と、ホイールベースが2490mmもあります!)
まぁ、ボディのデザインはまぁまぁ良しとしましょう。

個人的にはダイハツの”本気”を感じました。
これなら売れないはずはない!

確かに軽自動車の枠から来る限界はあります。
けれども、諸経費込みで140万程度で維持費も安いこのような快適なクルマが手に入れば、これ以上何が要るだろうか・・・と言う気になっても不思議ではありません。
勿論、妻は大いに感銘を受けた模様でした・・・。

正直申しますと、妻には「1007」に乗って欲しいと考えています。
けれども、この価格差は彼女を説得するには大き過ぎる、とも言えます(苦笑)。

「クルマは道具だわ」
彼女はいつもそう言います。

プジョーの絶対的なアドヴァンテージを認めながらも、一抹の逡巡を禁じ得ない私でありました。

★「NOTE」の試乗記は又、改めて。
★「MOVE」のオフィシャルホームページはこちらから
by danna307 | 2007-01-08 22:12 | クルマ | Comments(0)