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■2005/12/8(木) 愛聴盤紹介(3):オフランプ/パット・メセニー・グループ

今回はパット・メセニーの登場。
彼は自らのバンドを組み、何回となくメンバーチェンジをして現在に至っている。
このアルバムはグラミー賞に輝いた名盤である。
確か81年頃の作品のはず。
この成功で彼は一躍、メジャーシーンに躍り出た訳だ。
それまでも幾つかの素晴らしいアルバムはあった。
けれども、やはりポピュラーミュージック(ジャズ・フュージョンも含む)の世界はセールスや賞の有無が大きくものを言う。
■2005/12/8(木) 愛聴盤紹介(3):オフランプ/パット・メセニー・グループ_e0002472_21455453.jpg

<曲目>
1.舟歌
2.ついておいで
3.オー・レ
4.エイティーン
5.オフランプ
6.ジェームス
7.ザ・バット・パート2

さて、内容である。
今を遡ること20数年・・・私は大学生だった。
ひょんなことで知り合った先輩からこのアルバムを紹介された。
「これはいいよ!」
「静と動が同居している傑作だ。」
「是非、聴くべきだ」と。

当時の私にとってはこのアルバムはなかなか難解であった。
けれども、「2」や「6」のメロディアスな旋律は一聴してその素晴らしさが理解出来た。
又、「3」の不思議な雰囲気にも大いに惹かれたものだ。
当時は学生時代真っ只中、夜中にポンコツ車を走らせながらこの曲をかけると、世界が自分を中心に回っているような幻想に囚われたものだ(笑)。
まぁ、ヴィヴィッドな精神構造の時期だっただけに、このアルバムから受けた衝撃はは今でも忘れることが出来ない。
蛇足だが「1」の始まりの心臓の鼓動如きの音にはドキドキした記憶がある。
又、タイトルチューンはなかなか難解で、何度も何度も聴き直したものだ。
それにしても「1」~「3」の配置は本当に素晴らしく、心から聴き入ってしまったことを昨日のように思い出す・・・。

当時はまだCDが登場する前後で、当初、LPで聴いていた。
それを差し引いても、音質はさほど良くはない。
けれども、そんなことはどうでも良いくらいにパット・メセニーらしさが怒涛の如く横溢していた頃の作品である。
今の彼の作品は当時のものほど熱くはないのではなかろうか。
彼(&グループ)の持ち味は”メロディアスさと難解さの共存”だと思う。
グラミー賞を受賞したこと云々とは関係なく、80年代のジャズ・フュージョンを知るに絶対に欠かせない一枚であろう。
Commented by mick at 2005-12-11 22:29 x
初めまして。前のサイト時代から拝見させていただいていました。StyleBreak乗りのmickと申します。
どのエントリにコメントしようかと思ってたのですが、久しぶりに聞きなおしてみたくなったのでこれに。この後のライブ盤TRAVELSはよりエモーショナルな演奏で、それとの対比も面白いですよね。

Peugeotネタ共々今後とも楽しみにしてます。よろしくお願いします。(密かに時計ネタも期待してます)
Commented by danna307 at 2005-12-13 22:10
mickさん、こちらこそ初めまして。
StyleBreakにお乗りなんですね。
早速サイトも覗かせて頂きました。
又、楽しみなサイトが一つ増えて、嬉しい限りです。
Travelsも勿論持っています。
愛聴盤です。
また、ココ辺のことはいずれ書きたいと思っています。
今後とも宜しくです。
by danna307 | 2005-12-08 21:57 | Comments(2)