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■2009/07/11(土) ”koji4432”さんを迎えて

今日は鹿児島市内より遠路、”koji4432”さん(以下”氏”)がいらっしゃった。
この5月に我がサークル「HaN」の3人で氏のお宅を訪問させて頂いたのだが、今度はあちらからお越しになった訳だ。
こう言った相互訪問は趣味の世界ならではの醍醐味だと言える。

さて、我が家は昨年末に一度聴いて頂いている。
従って、今回の趣旨はJBL4344&タンノイ・スターリング使いのH氏、ダイヤトーンフルレンジの名器”ロクハン”を操るA氏のそれぞれの音を聴くことであった。

お昼前に当地に着き、そのまま私と昼食をご一緒させて頂いた。
それはさておき、昼間の僅かな時間でも熱心に試聴される氏。
まずはA氏宅で30分ほど、続いてH氏宅にて1時間強の時間を過ごして頂いた。
その後は少しドライブしながら拙宅までお越し下さった。
拙宅では2時間弱だっただろうか。
一通り試聴が終わった後は「ロートレック」にて夕食。
その後、再びA氏宅で全員が集まり、怒涛の試聴&宴会(笑)。
結局、宴がはねたのは午前2時が回っていただろう。

氏はオーディオは勿論だが、音楽そのものにも大変造詣の深い方である。
浅薄な知識を以って大言壮語しようものなら、赤面すること必至であると思われる(笑)。
けれども、そのようなマニアックな側面は柔和な表情のどこにも見当たらない。
言ってみれば、非常に不思議な方なのだ。
私たち3人も、それぞれに個性があろうが、氏のような個性もなかなか素晴らしいと思う。

さて、氏に我々の音はどのように聴こえたのであろうか。
氏のお言葉をお借りして、少しだけ(備忘録的に)記しておきたい。

H氏の音:
「(TANNOYは)音場はスピーカバッフルに面イチに展開し,そこから前に出るタイプで,定位はややソフト,音のレンジは上下端をやさしく丸め,音色は非常にカラフルで,全体的には非常に聴きやすい音でした。
黄金の組み合わせと言われるUESUGIが後ろを固めているだけに,オーソドックスな鳴らし方,王道と言えるかもしれません。」
「JBLではいろいろなジャンルを,いろいろなフォーマットで聴かせて頂きました。音場はTANNOYと近い印象,ただJBLは量感、質感で大変余裕があります。」
「最後の方では僕自身夢中になっているジャンル:合唱を、贅沢にもレコードで聴かせて下さいました。女子大学の女声合唱団で、もう30年以上も前の録音でしたが、清楚、清純といった言葉が似つかわしい爽やかな声で再生されました。情感たっぷりで、まるでホールで聴いているような錯覚がありました(個人的にはこのレコードがHさんのキラー・ソフトだと確信)。」
「小さいお子さんがいらっしゃるということで、各所にご苦労の跡が見られ、カット&トライのエピソードをお聞きしました。今回はわずか2時間でしたので、突っ込んだ感想は書けませんでしたが、また次の機会を楽しみにしたいと思います。」

A氏の音:
「さて、音ですが、HaNの皆さんが口をそろえて言われるように非常にフシギな音です。
最初はピンとこないけれど、聴いて行くと徐々に良くなるという・・・
確かにフルレンジ一発らしい音ですよ。
レンジは狭いが、聴感上は十分で、良い意味でNHKのFMラジオのような素直な音。
また、Aさん宅の音の特徴としては、後面からスピーカの距離が十分に取れているため、空間表現に長けている点、ソフト(音楽のジャンル)によって音の雰囲気がガラリと変わる点でしょうか。
この夜はこのシステムの音なしてはありえなかったのだろうと思います。
本当にオーディオって何なんだろうと思わせる音でした。」
「マニアのみなさんには、椅子をスタンドとしていることなど、マニア的には口や手を出したくなる点はあるでしょうが、そこは絶妙なバランスの上にあるのですよ、きっと。」

拙宅の音:
氏のコメントは誠に残念だが割愛させて頂く(苦笑)。
何故なら、とても一種気恥ずかしいからである。
ただ、私自身もある程度の音の充実は感じていたので、氏からお褒めのお言葉を頂戴し、まるで小学生のように嬉しかったことだけはお伝えしておこう(笑)。
更に、今回は氏の映像ライブラリーの一端を見せて頂いた。
”薬師丸ひろ子”や”ちあきなおみ”等のなかなか見ごたえのある綺麗な画像であった。
その世界はオーディオに負けず劣らずディープで、映像の世界に対する氏の限りない愛情と深いこだわりを感じることが出来た。
その意味で大変有意義なひとときであったと思う。

明朝は再び鹿児島市内へとトンボ返りとのこと。
強行軍ながらも宴会まで快く出席して下さった氏にこの場を借りてお礼申し上げたい。
お蔭様で、3者3様、別な視点で勉強になったことと思う。
この経験を糧に、更にオーディオ趣味を深めていけたら最高だろう。

最後に、忙しい中、日程を調整して下さったメンバーのお二人にも感謝の意を記して本稿を終わりたいと思う。
by danna307 | 2009-07-11 23:32 | Comments(0)