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■2009/06/10(水) ブルレコの音質改善策実施(2)

この数日、ずっとブルレコでCDを聴いている。
その結果、大体の感想がまとまったので備忘録として書いてみたい。

★音の傾向
ピンケーブルや電源ケーブル、インシュレーター等との相乗効果だろうが、音の密度が飛躍的に高まった。
一言で言えば(前回も書いたが)軽い”ドンジャリ”傾向である。
低音は僅かばかり強めで、中域は明瞭、高域はやや緊張気味だがそんなに出しゃばる訳ではない。
ある意味”デッカ(クラシックの名門レーベル)”的な音である。
空間感と音の隈取りが感じられる音。
一方、音圧がやや増したような印象も受けるがシステム自体はそのままなので、純粋にアクセサリーによる音の変化だと思う。

★音の背景等
当初、クールな音になったように感じられたが、実はそうではなかった。
どちらかと言えば温度感のある音だろう。
従って、ジャズ、特に女性ヴォーカルの再生が得意である。
一方、SNが上がったとの記述もしたが、こちらもそうではないようだ。
当初は、独特の構造を持つエソテリックのCDPのような静寂感をイメージしたけれども、聴きこんでいくとそうでもない。
従って、エソテリックのような低重心の音でもない。
これは悪い意味ではなく、自然に聴こえると言うことだ。

★立体感や音場、音像等
立体感は増した。
若干の不自然さはあるが、まぁまぁ許せる範囲である。
聴く人によっては、このような音の方が支持されるかも知れない。
音場をやや浅目か・・・けれども、これは多分にハード的なものだろう。
音像はしっかりして、ATCとの相性はなかなか良いように感じる。
音のメリハリが付いて、なかなかダイナミックな再生だ。
あたかもDレンジが広がったような印象を受ける。
これは恐らくピンケーブルのせいだろう。
反面、長時間の試聴には向かない面もあるようだ(苦笑)。

★結論(と言うか要約?)
この音は「SCD-1」とは全く異なる傾向の音である。
従って、同機と同次元で論ずることは出来ない。
イメージ重視で言わせてもらうならば”SNがやや悪いエソテリック的CDP”と記しておこう。
又、”定点観測”でその後をお伝えする所存であるが、現時点において、このブルレコは結構使える印象を持った。
やはり、ある意味新しいメカと言うのは凄いと感じた次第。
by danna307 | 2009-06-10 23:30 | Comments(0)